タイのホラー映画って怖いの?
今日はちょっとタイの映画でも。
タイでもっとも有名なホラー映画をご紹介しますかと思います。
タイの多くの方は仏教徒ですが、仏教が伝来するまでは、かつての日本と同様アミニズム(精霊信仰)でした。
精霊のように、あちこちにいるけれど実態のないもの、それが「ピー(phǐi)」です。日本語では、「幽霊、おばけ、精霊」などと訳されます。
タイの幽霊といえば。最も有名なのは、
- 「ピー・ナーク(phǐi nâak)(お化けのナーク)」
- 「メー・ナーク(mɛ̂ɛ nâak)(ナークお母さん)」
です。
何度も何度も、映画化されています!
ちなみに、「ホラー映画」はタイ語で、ナン(グ) ピー(nǎŋ phǐi)といいます。
- nǎŋ「映画」
- phǐi「おばけ」
タイでも大ヒットした、最新のピー・ナーク映画は、こちらから↓↓
笑えてゾクッとできて、そしてちょっと泣けるお話です。
ピー・ナーク伝説のおおよそのあらすじは…
プラカノン村に住んでいたナークは、戦場へ行った夫の帰りを待つ間に出産するのですが、難産のため子どもとともに亡くなります。
夫を強く思うナークは、幽霊になってその帰りを待ち続けます。
数年後、村に戻ってきた夫はナークが幽霊だと気付かないのですが、周囲の村人たちが夫に進言しようとし、それを恐れたナークは、村人たちを次々と呪い殺してしまいます。最終的に、ひょんなことから夫に幽霊であることがバレてしまい、怖くなった夫はお寺に逃げ込みます。
お坊さんたちにもどうにも出来ないくらい凶暴化したナークは、村人たちを次々と手にかけていくのですが、最終的には高僧により成仏。
ナークの骨は骨壷に入れられ、運河に投げ捨てられました。
ナークの夫は、その後出家して、ナークの魂のために祈り続けました。
なんだか悲しい話ですね。
気になる方はぜひ一度、見てみてくださいね!