タイ語LOG

タイ語を勉強するための備忘録ブログ。単語帳みたいな感じで覚えた単語やフレーズを書いていこうと思います。

タイといえば国技ムエタイがすごい!

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今日は、タイの国技ムエタイをご紹介します!

タイ語ムエタイ

正しい発音は、ムゥァイ タイ(muay thai)
意味は、「タイ式の一対一の闘技」で、400年以上の歴史を有する、タイを代表する競技です。

 

ムゥァイ タイは、
かつて侵略者たちを撃退するための戦闘武術であり、タイ族が初めて興した王朝であるスコータイでも、軍隊に取り入れられていました。

 

両手、両肘、両足、両膝を用いて戦うもので、「世界最強の立ち技格闘技」とも呼ばれます。

 

ムゥァイ タイのことをキックボクシングと呼ぶ場合がありますが、キックボクシングはムゥァイ タイを参考に日本人が考案した日本発祥の格闘技ですので、お間違いなく!

 

ムゥァイ タイ選手は、
試合前に「ワイ クルー(wai khruu)」と呼ばれる舞を行います。

 

より正式には、

ワイ クルー ラ(ム) ムァイ(wai khruu ram muay)」と呼ばれるのですが、各々の言葉の意味は、

  • ワイ(wai) 「合掌して挨拶する」
  • クルー(khruu) 「先生、師」
  • ラ(ム)(ram) 「踊り、舞、舞踊」
  • ムゥァイ(muay) 「闘技、拳闘」

です。

 

試合の前にムゥァイ タイを教えてくれた師(khruu)と両親に合掌(wai)して感謝を表すものです。

 

また、試合前の精神統一や、かつて屋外で試合を行っていた頃には、闘技場の地形等を確かめる意味合いもあったそうです。

 

現在では、
正式なムゥァイ タイの試合では、全ての選手が必ず試合前にワイ クルーをしなければならないと定められています。

 

さらに、
多くのムゥァイ タイの試合は賭けの対象になりますが、賭けをする人たちにとっては、ワイ クルーの動きでその選手の能力やその日の調子を見極める時間にもなるそうです。

 

タイの笛や太鼓、笙の独特なリズムに合わせた舞を終えた後、音楽がなり続ける中で試合が行われる様子は、神々しささえ感じますね。